仙台市を流れる広瀬川の水量が、一部の区域で大幅に減少していることを受け、6月21日、関係機関が臨時の会議を開き対応を協議しました。
記者リポート
「太白区の広瀬川です。水の量が少なく岩や石が露出しているのが目立ちます」
仙台河川国道事務所によりますと、太白区の広瀬橋付近の広瀬川の水量は、20日午前9時の時点で毎秒0.33トンで、渇水の判断基準となる毎秒1.0トンを大幅に下回っています。
画面左が5月2日に撮影された正常な水量です。画面右は渇水基準を下回った6月21日に撮影されたもので、この1カ月あまりで大幅に水量が少なくなったことが分かります。暖冬で雪が少なかったことや、上流のある山間部での雨量が少なかったことが原因とみられています。
近くに住む人
「こんなに水が少ないのって、私経験がない。20年ぐらい住んでますけど」
こうした事態を受け、21日、国や県、仙台市の河川管理者などは臨時の会議を開きました。現時点で川の取水制限は必要はないものの、今後の状況を注視していくことを確認しました。
仙台河川国道事務所 金真一郎副所長
「23日(日)まとまった雨が降りそうだという情報もありますので、厳しい状況がどこまで回復するかというのも注意していきたい」
仙台河川国道事務所では引き続き、関係機関と連携して対応にあたりたいとしています。
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